[Dart / Flutter]文字列を大文字・小文字に変換する toUpperCase() , toLowerCase()

Dartの文字列操作には、簡単に全ての文字を大文字や小文字に変換する方法があります。それがtoUpperCase()toLowerCase()メソッドです。

文法・構文形式

str.toUpperCase()

str.toLowerCase()

  • str:対象の文字列
  • toUpperCase(): このメソッドは、文字列を大文字に変換します。
  • toLowerCase(): このメソッドは、文字列を小文字に変換します。

利用場面

  • ユーザー入力の文字列を統一的なフォーマットに変換する際。
  • 大文字・小文字の違いを無視した文字列比較を行う前に、一方の形式に統一するとき。
  • 表示するテキストを特定のスタイルに合わせる場合。

toUpperCaseの使用例

var greeting = "Hello, Dart!";
var upperGreeting = greeting.toUpperCase();
print(upperGreeting);  // 出力: HELLO, DART!

toLowerCaseの使用例

var announcement = "NEW FEATURES COMING SOON";
var lowerAnnouncement = announcement.toLowerCase();
print(lowerAnnouncement);  // 出力: new features coming soon

メリット
  • 文字列の大文字・小文字の変換が瞬時にできる。
  • コードがシンプルで、意図が明確に伝わる。
デメリット
  • 変換対象となる文字がアルファベットの場合にのみ適用されるため、日本語、全角文字、半角カタカナ、半角記号などアルファベット以外の文字には影響を与えません。