Pythonのinput
関数は、ユーザーから情報を受け取るための基本的な方法です。
目次
input
関数の基本的な使用法は、単に括弧内にユーザーに表示したいプロンプト(質問や指示)を書くことです。例えば、以下のコードは、”What’s your name?”という質問を出力し、ユーザーからの入力を待ちます。
name = input("What's your name?")
このコードを実行すると、ユーザーに”What’s your name?”と尋ね、ユーザーが何か入力してEnterキーを押すまで待ちます。ユーザーが入力したテキストは、input
関数によって返され、ここでは変数name
に保存されます。
このinput
関数は、ユーザーがコンピュータに情報を伝える方法と考えることができます。例えば、人間がロボットに指示を出すのと同じように、input
関数を使うことでユーザーがコンピュータに指示を出して情報を伝えることができます。
しかし、input
関数には注意が必要です。input
関数はユーザーが何を入力してもそれを文字列として扱います。つまり、ユーザーが数字を入力しても、それは文字列として扱われ、数値計算にはそのまま使うことができません。例えば以下のコードを見てみましょう。
age = input("How old are you?")
print("Next year, you will be", age + 1)
このコードを実行しようとすると、エラーが発生します。なぜなら、age
は文字列として扱われ、文字列と数値の加算はPythonでは許されていないからです。このような場合、int
関数を使って文字列を整数に変換する必要があります。
age = input("How old are you?")
age = int(age) # Convert the age to an integer
print("Next year, you will be", age + 1)
このコードは正しく動作し、ユーザーが入力した年齢に1を加えた値を出力します。たとえば、ユーザーが”30″を入力した場合、”Next year, you will be 31″と出力されます。