Pythonでプログラミングを行う上で、コードのエラーは避けられません。これらのエラーは大まかに2つの種類、つまり「構文エラー(SyntaxError)」と「例外(Exception)」に分けられます。
構文エラーは、Pythonの文法に従っていないコードがあるときに発生します。つまり、コードがPythonのルールに違反しているときです。例えば、コロン(:)を忘れてif文を書いたり、インデントを忘れたりすると、構文エラーが発生します。
if 5 > 2
print("5 is indeed greater than 2")
上記のコードは if 5 > 2:
とコロンを忘れているため SyntaxError
を引き起こします。
例外は、構文自体は正しいものの、実行中に何か問題が発生したときに発生します。いくつかの一般的な例外を紹介します。
TypeError
: 互換性のないタイプの操作が行われたときに発生します。例えば、文字列と整数を足すと、TypeError
が発生します。
print("5" + 3)
上記のコードは文字列 “5” と整数 3 を足そうとしているため TypeError
を引き起こします。
ValueError
: 正しい型の値が存在するが、それが適切でないとき(例えば、特定の関数にとって)に発生します。例えば、整数に変換できない文字列を整数に変換しようとすると、ValueError
が発生します。
int("python")
上記のコードは文字列 “python” を整数に変換しようとしているため ValueError
を引き起こします。
これらのエラーと例外は、Pythonが何か問題を見つけたときの通知方法です。エラーメッセージを理解することで、何が問題でどのように修正すればよいかを判断することができます。