[Dart / Flutter]剰余(余り)を計算する remainder()

剰余を計算したいとき、つまり一つの数字を別の数字で割った余りを知りたいとき、remainder()メソッドを利用します。2つの数値を除算し、その結果の余りを返します。

構文 剰余(余り)を計算する

var result = number.remainder(otherNumber);

  • 変数:number:割られる数値(num型)。
  • 引数:otherNumber:割る数値(num型)。
  • 戻り値:計算された剰余(num型)。

remainder()メソッドは、第一引数を第二引数で割り算し、その結果の余りを返します。小数や整数の計算が可能で、非常に便利です。また、注意点として0(ゼロ)で割ることは、エラーとなり実行することはできません。

利用場面

  • 周期的な処理:例えば、7日周期の処理を行う場合など。
  • 特定の間隔でのデータ処理。

整数の余剰

int a = 13;
int b = 5;
int result = a.remainder(b); // 結果は3

少数の余剰

double x = 10.5;
double y = 3.2;
double result = x.remainder(y); // 結果は1.1

0で割る場合のエラー処理を付加した例

このコードでは、割る数が0であるかどうかを先に確認しています。0である場合、エラーメッセージを表示し、結果をnullのままにしています。その後、結果がnullでない場合のみ結果を表示しています。

int a = 13;
int b = 0;
int result;

if (b != 0) {
  result = a.remainder(b);
} else {
  print('0で割ることはできません。');
  // ここで適切なエラー処理または代替の計算を行うことができます。
}

// エラーがなければ結果を表示
if (result != null) {
  print('結果は $result です。');
}

メリット
  • 整数と小数の両方に対応。
  • コードがシンプルで理解しやすい。
デメリット
  • 0で割るとエラーになるので、事前にチェックが必要。