[Flutter] 初歩的なCloud Firestoreの設定を行う

Cloud Firestoreとは

Cloud Firestoreとは、Googleが提供するFirebaseのクラウドサービスの1つとして、ドキュメントベースのNoSQL型のデータベースです。リアルタイム同期によりデータ変更がクライアントに即座に反映され、オフライン時の動作にも対応して、再接続時にデータを同期することができます。MySQLなどのリレーショナルデータベースとは構造が異なり、ドキュメントはキーと値のペアで構成され、これらのドキュメントがコレクションとしてグループ化されます。

ここでは、FlutterからNoSQLデータベースのCloud Firestoreに接続するために、初歩的なデータベースとコレクションの作成について解説します。

データベースを作成する

Firebaseのプロジェクトは既に作成しているため、その続きとして作成したプロジェクトを選択して「データベースの作成」を選択します。

次に「Firestore Database」を選択します。

データベースの作成画面に切り替わります。ここでは「テストモード」を選択します。

次にFirestoreを稼働させるロケーションを決めます。ここではTokyoを選び「有効にする」を選択します。

設定が完了すると、Firestoreの準備ができました。ここからリレーションDBに相当するテーブルの作成を行います。

コレクションを作成する

「コレクションを開始」を選択して、DBの「テーブル」に相当する「コレクションID」を定義します。ここではusersを定義します。

ドキュメントIDは、「自動ID」を選択して、フィールドにnameageを定義します。

仮のデータの値も入力して次のようになります。

保存できたら準備は完了です。

これで、Flutterから接続するFirestoreの準備が整いました。次は実際に、FlutterからFirestoreに接続して値の取得方法について解説します。