[Dart / Flutter]変数の宣言と初期化

変数は、例えて言うならばデータを一時的に保持する「箱」のようなものです。箱をイメージすると変数というものがプログラムの中でどのように機能するのかイメージしやすいです。

箱(変数)の機能

  1. 箱の形
    箱には、さまざまな形や大きさがあるでしょう。小さな箱、大きな箱、長方形の箱、円形の箱。これは変数の型に例えることができます。int型の変数は整数を保存するための箱、String型は文字列を保存するための箱と考えることができます。
  2. ラベル
    箱には名前やラベルが貼られていることがよくあります。これは、中身が何であるかを知るためのものです。変数も同じで、ageという名前の変数は、年齢を保持している可能性が高いです。
  3. 中身の変更
    箱の中身は取り出したり、新しいものに入れ替えたりすることができます。変数も同様に、新しいデータで上書きすることができます。
  4. 一度に一つの内容
    箱には一度に一つのアイテム(またはアイテムのセット)のみを入れることができます。変数も同じで、一つの値を一度に保持することができます。
  5. 取り出しや利用
    箱からアイテムを取り出すと、それを利用できます。変数も、保存されているデータを利用して計算や操作を行うことができます。

基本的な変数の宣言と初期化

前述により変数は、箱と例えましたが、これは理解の一歩に過ぎません。具体的には、変数はデータの格納や参照のための名前付きの場所であり、これはメモリ空間の「アドレス」や「場所」を示すラベルを意味します。

変数の使用する場合、その変数を宣言する必要があります。宣言とは、変数の名前や型を指定することを意味します。

文法・構文形式

変数型 変数名 = 初期値;


変数型
変数の種類。例えば、整数、小数、文字列など。
変数名
変数に与える名前です。この名前を使用して、後で変数の値にアクセスしたり、変数の値を変更したりします。
初期値
変数を宣言するときに、その変数に最初に与える値です。

使用例

整数型の変数宣言と初期化

int age = 25;

文字列型の変数宣言と初期化

String name = "John";

変数の宣言のみ

double height;

後からの初期化

double weight;
weight = 65.5;

変数の宣言は、Dartにおいてデータを管理するための基本的なステップです。変数には型と名前があり、初期化を通じて値を代入することができます。正しい型を使用して、適切に変数を宣言・初期化することが必要です。