[Dart / Flutter]小数点以下を切り捨てる truncate()

truncate()メソッドは、浮動小数点数から小数点以下を切り捨て、整数部分のみを取り出す操作を行います。

構文 小数点以下を切り捨てる

int result = number.truncate();

  • 変数:number小数点以下を切り捨てる対象となる浮動小数点数です。
  • 引数:なし
  • 戻り値:result 小数点以下を切り捨てた後の整数値を返します。

truncate()メソッドは小数点以下を無視して整数部分だけを返します。負の数値に対しても同様に、小数部分は無視され、整数部分のみが返ります。

利用場面

  • 計算結果から小数部分を無視して整数だけを取り出したい場合。
  • 価格計算や在庫数など、実際の値が整数であるべき場合。
double number1 = 10.75;
int result1 = number1.truncate(); // result1 は 10

double number2 = -10.75;
int result2 = number2.truncate(); // result2 は -10

メリット
  • 小数点以下を気にせず整数部分のみを取り出せる。
デメリット
  • 小数部分の情報が完全に失われるため、その部分の情報が必要な場合には不適切である可能性がある。

truncate()メソッドは、特定の数値から小数点以下を切り捨てる簡単な方法で、計算や分析において整数部分だけが関係する場合に役立ちます。しかし、小数点以下の情報が重要な場合には別の手法を検討する必要があります。