[Dart / Flutter]数値を整数に四捨五入する round()

round()メソッドは、浮動小数点数を最も近い整数に四捨五入する操作を行います。

構文 数値を整数に四捨五入する

int result = number.round();

  • 変数:number四捨五入する対象となる浮動小数点数です。
  • 引数:なし
  • 戻り値:result四捨五入した後の整数値を返します。

round()メソッドは、指定した浮動小数点数の値を最も近い整数に四捨五入します。具体的には、小数点以下が0.5以上なら次の整数に、それ未満ならその数の整数部に丸めます。

利用場面

  • 統計データの計算で、小数点以下を整数に丸めたい場合。
  • 画面上での表示が整数であるべき場合。
double number1 = 10.75;
int result1 = number1.round(); // result1 は 11

double number2 = 10.25;
int result2 = number2.round(); // result2 は 10

メリット
  • 単純で直感的な操作で、小数点以下を整数に四捨五入できる。
デメリット
  • 四捨五入のルールが必ずしも全ての用途に合致するわけではないため、用途によっては別の丸め方法が必要な場合がある。

round()メソッドは、浮動小数点数を最も近い整数に四捨五入する操作を簡単に提供するツールです。統計計算や表示数値の調整など、さまざまな場面で使用できます。一方で、必ずしも全ての丸め要件を満たすわけではないため、適切な丸め方法を検討する必要があります。