[Python]Windowsのパッケージマネージャ Chocolateyを利用してpyenv-winをインストールする

Chocolateyとは?

Chocolateyは、Windows向けのパッケージマネージャーで、Linuxのaptやyum、macOSのbrewと同様の役割を果たします。Chocolateyを使うと、ソフトウェアのインストール、アップグレード、アンインストールなどをコマンドラインから実行することができます。これにより、ソフトウェアの管理が大幅に簡単になります。

Chocolateyのインストール

以下に、Windows 11でChocolateyをインストールする手順を示します。

  1. スタートメニューから「Windows PowerShell」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  2. PowerShellが開いたら、以下のコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor 3072; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))
  1. インストールが完了したら、PowerShellを閉じて再開し、以下のコマンドを実行してChocolateyが正しくインストールされたことを確認します。
choco -v

Chocolateyを使ってpyenv-winをインストール

pyenv-winは、Windows環境下でPythonのバージョンを管理するためのツールです。Chocolateyを使用して簡単にインストールすることができます

  1. PowerShellを管理者権限で開きます。
  2. 次のコマンドを実行してpyenv-winをインストールします。
choco install pyenv-win
  1. インストールが成功したら、以下のコマンドを実行してPythonのバージョンを切り替えることができるように環境変数を設定します。
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable('PYENV',$env:USERPROFILE + "\.pyenv\pyenv-win\","User")
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable('PYENV_HOME',$env:USERPROFILE + "\.pyenv\pyenv-win\","User")
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable('PATH', $HOME + "\.pyenv\pyenv-win\bin;" + $HOME + "\.pyenv\pyenv-win\shims;" + $env:Path,"User")
  1. PowerShellを閉じて再開します。

これで、pyenv-winを使用してPythonのバージョンを管理することができるようになります。