Pythonのパッケージマネージャーであるpipは、Pythonパッケージのインストール、アップデート、アンインストールを行うためのツールです。
pipを使ってパッケージをインストールするには、以下のコマンドを使用します。
pip install package-name
ここで、package-name
はインストールしたいパッケージの名前に置き換えてください。例えば、NumPyをインストールするには次のようになります。
pip install numpy
特定のバージョンをインストールしたい場合は、パッケージ名の後に==
とバージョン番号を記述します。たとえば、NumPyのバージョン1.19.5をインストールするには次のようになります。
pip install numpy
インストール済みのパッケージをアップデートするには、以下のコマンドを使用します。
pip install --upgrade package-name
package-name
はアップデートしたいパッケージの名前に置き換えてください。たとえば、NumPyをアップデートするには次のようになります。
pip install --upgrade numpy
インストール済みのパッケージをアンインストールするには、以下のコマンドを使用します。
pip uninstall package-name
package-name
はアンインストールしたいパッケージの名前に置き換えてください。たとえば、NumPyをアンインストールするには次のようになります。
pip uninstall numpy
pipはアンインストールの確認を求めるので、yを入力して確認します。
注意:これらのコマンドを実行するためには、ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプトやPowerShell)が必要です。また、これらのコマンドはPythonとpipが既にインストールされていることを前提としています。また、Pythonやpipのバージョンによっては、上記のコマンドの代わりにpip3
を使う必要があるかもしれません(例:pip3 install numpy
)。
また、特定の環境でのパッケージの管理のためには、Pythonの仮想環境を使うことをお勧めします。これにより、プロジェクトごとに異なるパッケージのバージョンを保持することができます。Pythonには、このためのツールとしてvenv
が標準で提供されています。