モジュールを定義したら、それらを他のPythonスクリプトから利用することができます。このためにはモジュールを「インポート」する必要があります。今回はその基本となる方法を見ていきましょう。
Pythonでモジュールをインポートするには、import
ステートメントを使用します。このステートメントを使うことで、モジュール内の関数や変数を利用することができます。
import
ステートメントの使用例
例えば、先ほど作成したmath_operations
モジュールをインポートするには、以下のように書きます。
import math_operations
print(math_operations.add(3, 4)) # 出力: 7
print(math_operations.subtract(10, 6)) # 出力: 4
これにより、math_operations
モジュールのadd
関数とsubtract
関数を利用できます。
特定の関数や変数だけをインポートしたい場合は、from
…import
ステートメントを使用します。これにより、関数や変数を直接、モジュール名を付けずに呼び出すことができます。
from math_operations import add
print(add(3, 4)) # 出力: 7
この例では、math_operations
モジュールからadd
関数だけをインポートしています。
as
キーワードを使うと、モジュールや関数の名前を任意の名前に変更してインポートできます。これは、既存の名前が他の名前と競合する場合や、名前が長くてタイピングが困難な場合に便利です。
import math_operations as mo
print(mo.add(3, 4)) # 出力: 7
ここでは、math_operations
モジュールをmo
という短い名前でインポートしています。