[Python]forループの基本

Pythonのforループは、一連のアイテム(リストや文字列など)を順に取り出して処理するための基本的なツールです。

forループの基本

forループの基本的な形式は以下のようになります。

for アイテム in コレクション:
    # アイテムを使ったコード

ここでの”コレクション”は、ループで処理したい一連のアイテム(例えば、リストや文字列など)を指します。”アイテム”は、そのコレクションの各アイテムを参照するための変数名です。

forループの例

以下に、forループの具体的な例を示します。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]

for fruit in fruits:
    print("I like", fruit)

このコードは、fruitsというリストの各アイテム(ここでは各フルーツ)を順に取り出し、”I like アイテム名”と表示します。つまり、このコードを実行すると以下の出力が得られます。

I like apple
I like banana
I like cherry

このforループは、人間がリストの各アイテムを順に処理するときの動きに似ています。例えば、手紙を一通ずつ開封したり、トランプのカードを一枚ずつめくったりするときの動きです。同じように、forループはPythonに、「このコレクションの各アイテムについて、このコードを実行する」と指示します。

注意点

一点注意が必要なのは、forループがコレクションの各アイテムを順に取り出すため、コレクションの順序が重要な場合があるということです。コレクションの順序が変わると、forループの動きも変わる可能性があります。