[Dart / Flutter]絶対値を取得する abs()

絶対値とは、数字の正負に関わらず、その値の大きさのことを指します。-5と5の絶対値は共に5です。abs()メソッドは、数値の絶対値を返します。負の値を正の値に変換するときに使用します。

構文 絶対値を取得する

変数.abs()

  • 変数:絶対値を求めたい数値。
  • 引数:なし。
  • 戻り値:指定した数値の絶対値。

abs()メソッドは、数値の正負にかかわらず、その数値の大きさを求める役割を果たします。-7や5のような数値があった場合、絶対値は7、5となります。

利用場面

  • 負の値が許されない計算や検証での使用。
  • データの正規化や整形に。

基本的な使用例

(-7).abs(); // 結果は7

abs()メソッドの戻り値の型は、メソッドを呼び出す数値型と同じです。

  • もし int 型の数値でabs()を呼び出すなら、戻り値も int 型になります。
  • もし double 型の数値でabs()を呼び出すなら、戻り値も double 型になります。
int negativeInt = -5;
int absoluteInt = negativeInt.abs(); // 戻り値はint型

double negativeDouble = -5.0;
double absoluteDouble = negativeDouble.abs(); // 戻り値はdouble型

メリット
  • 特別な引数が必要なく、簡単に使うことができます。