[Dart / Flutter]浮動小数点数を整数に変換する toInt()

プログラミングにおいて、数値の型変換はよく必要とされます。Dart言語の toInt() メソッドは、この中でも特によく使われるもので、浮動小数点数を整数に変換します。

構文 浮動小数点数を整数に変換する

int result = doubleValue.toInt();

  • 変数(double型doubleValue:整数に変換したい浮動小数点数。
  • 引数:otherNumber:割る数値(num型)。
  • 戻り値(int型):result :浮動小数点数から変換された整数。

toInt() メソッドは、指定された浮動小数点数の小数部分を切り捨て、整数部分だけを取り出します。この結果、新しい整数値が得られます。

利用場面

  • 画像の座標計算など、ピクセル単位での操作が求められる場合。
  • 小数点以下が不要な計算、たとえば人数や商品の数量など。

基本的な変換

double height = 173.5;
int roundedHeight = height.toInt();
print(roundedHeight); // 173

座標計算

double x = 42.8;
double y = 99.3;
int xPos = x.toInt();
int yPos = y.toInt();
drawPoint(xPos, yPos);

メリット
  • 簡単に整数に変換できる、計算が速くなる。
デメリット
  • 小数点以下の情報が失われる。

Dartの toInt() メソッドは、浮動小数点数から整数への変換をシンプルに実行します。この変換は多くのプログラムで求められる操作なので、その利便性はとても高いですが、小数部分が切り捨てられるため、変換前にその影響範囲を考えたうえで利用しましょう。